業病
ごうびょう
つらい病気を、悪業の報いと結びつける語。病気を因果応報で説明し患者を責める語感が強く、公共メディアでは使用に注意・回避が求められます。
背景
「業病」(ごうびょう)は、つらい病気を悪業の報いとみなす言い方です。病気の原因を道徳的・宗教的な「業」に帰し、患者や家系を責める語感が強く、現代の医療・人権の観点からは不適切とされます。
いわゆる注意語一覧では「使用に注意」とされ、意味が注記される例があります。公共メディアでは病名や症状を正確に述べ、因果応報の物語を持ち込まないことが原則です。歴史的に特定の疾患と結びついて差別を助長した経緯にも留意します。
日本の放送における扱いは、法令による全国一律禁止ではなく、患者の尊厳に基づく自主規制が通例です。
メディアでの扱いのポイント
- 因果応報の説明: 使わない
- 疾病: 病名・医学的事実で
- 歴史: 差別の文脈は慎重に
学びの観点
「業病」は、病が道徳的断罪の言葉に変えられてきた例です。「不治の病」とあわせ、病いの語りが誰を傷つけるかを考える教材になります。
備考
一覧では「使用に注意。悪業の報いでかかる、つらい病気の意」と注記される例があります。ハンセン病などとの歴史的連想にも留意が必要です。
出典・参考
個人収集のいわゆる放送禁止用語一覧。公式局内リストではない。使用注意・意味の注記。
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
関連用語
不治の病
ふじのやまい
治らない病気を指す表現。絶望や切り捨ての印象が強く、公共メディアでは病名や「難治性」「治療が難しい病気」など、より正確・配慮ある表現が選ばれます。
かったい
かったい
ハンセン病を指してきた俗称・蔑称として知られる語。強い差別の歴史と結びつくため、公共メディアでは「ハンセン病」への言い換えが標準です。
ペイ患
ぺいかん
麻薬などへの依存がある人を指す俗称。「患」付きの切り捨てラベルとして侮蔑が強く、公共メディアでは「薬物依存症のある人」など医療・福祉に沿った表現が選ばれます。
癩病
らいびょう
ハンセン病の旧称・俗称として使われてきた語。強い差別と強制隔離の歴史と結びつくため、公共メディアでは「ハンセン病」への言い換えが標準です。