肌色
はだいろ
別名・異表記: ペールオレンジ(言い換え例)、うすだいだい
クレヨンや絵の具などで使われてきた色名。特定の肌の色を「標準」と前提するため、公共の色名では「うすだいだい」「ペールオレンジ」などへの変更が進みました。
背景
「肌色」(はだいろ)は、長らくクレヨンや絵の具の色名として使われ、薄だいだい〜ベージュ系を指してきました。しかし人の肌の色は多様であり、特定の色だけを「肌色」と呼ぶことは、その色を標準・正常とみなす前提を埋め込みやすい、との指摘が高まりました。
教育現場やメーカーでは、色名を「うすだいだい」「ペールオレンジ」などに改める動きが進みました。いわゆる注意語一覧でも、言い換え例として「ペールオレンジ」などが示されます。日常会話で「肌の色」と述べること全般が禁止なのではなく、**色材の固有名としての単一「肌色」**が問題になった、と整理できます。
日本の放送・教育における扱いは、法令による全国一律禁止ではなく、多様性への配慮に基づく自主的な更新が中心です。
メディアでの扱いのポイント
- 色材・商品名: 現行の中立的な色名を使う
- 人の描写: 必要なら具体的・敬意ある表現で
- 歴史: 古い教材の「肌色」は注記付きで説明可能
学びの観点
「肌色」は、一見中立な色名が規範的な身体観を運んでいた例です。言葉とデザインの両面で「誰を標準にしないか」を考える入口になります。
備考
一覧では言い換え例として「ペールオレンジ」が示されます。人の肌を指す一般語としての「肌の色」と、色材の固有名「肌色」は文脈が異なります。
出典・参考
個人収集のいわゆる放送禁止用語一覧。公式局内リストではない。言い換え例としてペールオレンジ等。
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
関連用語
ハーフ
はーふ
両親の出自が異なる人を指す俗称。本人が名乗る場合と、他者がラベルとして使う場合で受け取りが分かれます。公共メディアでは本人の希望や「ルーツが…」など説明的表現への配慮が進んでいます。
黒人
こくじん
肌の色や人種カテゴリに関する呼称。中立な統計・記述でも使われますが、一覧では不必要に使わないとされ、文脈によっては国籍・出身を具体化する方が適切です。ステレオタイプや侮蔑と結びつく用法は避けます。
めくら
めくら
視覚障害を指す古語・俗語として用いられてきた語。マスメディアでは侮蔑的・差別的とされ、「目の不自由な人」「視覚障害者」などへの言い換えが進んだ代表例の一つです。
色盲
しきもう
色の見え方が多数派と異なる状態を指してきた旧来の呼称。誤解や差別を招きやすいとして、日本眼科学会が2005年に診断名としての「色盲」「色弱」を廃止。現在は「色覚異常」や「色覚多様性」など複数の表現が用いられます。