新平民
しんへいみん
別名・異表記: 使わない(一覧上の注記)
明治の身分制改編のあと、被差別の立場に置かれてきた人々を指して使われた蔑称。一覧では使わないと明記されます。歴史教育では「解放令」後も差別が続いた文脈で批判的に扱います。
背景
「新平民」(しんへいみん)は、明治期の身分制改編ののち、江戸期に賤民扱いされていた人々を指して使われた蔑称として知られます。形式的には「平民」に編入された一方、差別は解消せず、「新」を付けて区別・見下す用法が広まった、という歴史的説明が一般的です。いわゆる注意語一覧では「使わない」と明記されます。
公共の放送・出版では、現代の人をこの語で呼ぶことは避けます。歴史番組・教科書では、差別語であることを明示したうえで、解放令後も続いた部落差別の構造を説明する教材として扱われることがあります。侮蔑の再生産にならないよう、当事者の尊厳と研究史に沿った記述が求められます。
日本の放送における扱いは、法令による全国一律禁止ではなく、部落問題への配慮に基づく自主規制が通例です。
メディアでの扱いのポイント
- 現代の人指し: 使用しない
- 歴史: 差別語である旨と制度背景を明示
- 関連: 士農工商の誤ったピラミッド図式などとセットで誤解が残りやすい
学びの観点
「新平民」は、制度が変わっても言葉が差別を温存する例です。解放の名と実態のギャップを知ることは、部落問題と表現倫理の基礎になります。
備考
monoroch 等では「使わない。江戸期に賤民扱いされていた人々に対する明治以後の蔑称」とあります。現代の人を指す用法は厳禁に近い扱いです。
出典・参考
個人収集のいわゆる放送禁止用語一覧。公式局内リストではない。使わない旨と意味の注記。
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
関連用語
過去帳
かこちょう
寺院が檀家の死亡・法名などを記す帳簿。宗教・歴史上の記録として中立に語られる一方、出自調査や部落差別と結びつく用法が問題視され、一覧では「檀家の記録」などへの言い換えが示されます。
身分
みぶん
社会的な地位や格式を指す語。使用箇所により注意が必要で、人を上下に序列化する・差別の根拠にする用法は公共メディアで避けられます。
身元調査
みもとちょうさ
人の出自・経歴・家族関係などを調べること。就職・結婚などで部落差別やプライバシー侵害と結びつく用法が強く問題視され、一覧ではなるべく使わないとされます。公共メディアでは差別を助長する語り口を避けます。
士農工商
しのうこうしょう
本来は中国由来で「民全体・諸職業」を示す儒学的表現。戦後教科書では江戸時代のピラミッド型身分制度の説明に使われましたが、研究の進展でその図式は否定され、教科書からも削除されました。一覧では「身分社会」「階級制度」への言い換え例が示されます。