過去帳
かこちょう
別名・異表記: 檀家の記録(言い換え例)
寺院が檀家の死亡・法名などを記す帳簿。宗教・歴史上の記録として中立に語られる一方、出自調査や部落差別と結びつく用法が問題視され、一覧では「檀家の記録」などへの言い換えが示されます。
背景
「過去帳」(かこちょう)は、寺院が檀家の死亡年月日・戒名・法名などを記す帳簿・記録です。葬儀・供養・寺の行政的記録として、宗教史・民俗の文脈では中立に説明されます。いわゆる注意語一覧では、言い換え例として「檀家の記録」が示されます。
一方、結婚や就職などに絡み、出自や身分を探る手段として過去帳やそれに類する記録が語られると、部落差別・プライバシー侵害の文脈に入ります。公共メディアでは、興味本位の「身元調べ」や差別を助長する語り口で「過去帳」を持ち出すことを避け、必要なら「寺院の檀家記録」など説明的に述べ、人権への配慮を明示します。
日本の放送における扱いは、法令による全国一律禁止ではなく、部落問題とプライバシーへの配慮に基づく自主規制が通例です。語そのものが常に禁止というより、文脈が差別に直結しうる点が重要です。
メディアでの扱いのポイント
- 宗教・歴史: 「檀家の記録」として中立に
- 結婚・就職・調査: 出自差別を助長する用法を避ける
- 関連: 身元調査・血筋・血統と同系統の配慮
学びの観点
「過去帳」は、中立な記録語が差別の道具に転じうる例です。誰の出自をどう調べ、語るかが人権の核心に関わることを示します。
備考
monoroch 等では言い換え例として「檀家の記録」が示されます。葬儀・寺院の実務説明と、結婚・就職に絡む身元調べの文脈を分けて考えます。
出典・参考
個人収集のいわゆる放送禁止用語一覧。公式局内リストではない。言い換え例として檀家の記録を記載。
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
関連用語
血筋
ちすじ
家系・血縁のつながりを指す語。日常では中立にも使われますが、結婚・就職の文脈では出自差別や部落差別と結びつきやすいため注意が必要です。一覧では結婚・就職などで要注意と注記されます。
血統
けっとう
家系・出自を指す語。競走馬などでは中立な専門語でも、人の結婚・就職の文脈では部落差別や出自差別と結びつきやすいため注意が必要です。一覧では結婚・就職などで注意する、と注記されます。
身元調査
みもとちょうさ
人の出自・経歴・家族関係などを調べること。就職・結婚などで部落差別やプライバシー侵害と結びつく用法が強く問題視され、一覧ではなるべく使わないとされます。公共メディアでは差別を助長する語り口を避けます。
新平民
しんへいみん
明治の身分制改編のあと、被差別の立場に置かれてきた人々を指して使われた蔑称。一覧では使わないと明記されます。歴史教育では「解放令」後も差別が続いた文脈で批判的に扱います。