放送・表現上の注意語 #発達障害 #言い換え #自主規制

自閉症児

じへいしょうじ

別名・異表記: 自閉症の子ども(言い換えの方向)

自閉症のある子どもを指す表現。一覧では「自閉症の子供」への言い換えが示されます。診断名を子ども全体のラベルに固定しないよう、人を先に置く表現が推奨される場面が増えています。

背景

「自閉症児」(じへいしょうじ)は、自閉症(現在は自閉スペクトラム症として語られることも多い)のある子どもを指す語です。医療・教育の文脈では診断や支援の対象を示すために使われてきましたが、いわゆる注意語一覧では、言い換え例として「自閉症の子供」が示されるなど、語感・並べ方への配慮が求められることがあります。

近年の報道・広報では、「自閉症児」と一語で括るより、「自閉症のある子ども」「自閉スペクトラム症の児童」のように、人を先に置き、状態を後から説明する表現が選ばれやすくなっています。これは障害を人格全体のラベルに固定しないための慣行です。娯楽番組で症状を笑いの種にする用法は、強い批判につながりやすいため避けられます。

日本の放送では、法令で全国共通の禁止語リストが一般公開されているわけではなく、番組基準と人権配慮に基づく自主規制が通例です。正確な情報発信とスティグマ低減の両立が、この語群の中心課題です。

メディアでの扱いのポイント

  • 人先・障害後: 「〜のある子ども」型の表現が無難な場面が多い
  • 診断の扱い: 必要性が薄い個人の病名露出は避ける
  • トーン: 嘲笑・単純化・親への非難を避ける

学びの観点

この語は、「禁止だから消す」よりどう名指すかが問われる現代的な例です。発達障害の理解が進むほど、言葉の選び方も更新される——メディアリテラシーとして重要な論点です。

備考

医学・教育では「自閉スペクトラム症(ASD)」等の用語も用いられます。報道では必要に応じて正確な診断・支援の文脈で触れ、スティグマや面白おかしい描写を避けます。

出典・参考

  1. 放送禁止用語一覧(monoroch)

    個人収集のいわゆる放送禁止用語一覧。公式局内リストではない。言い換え例として「自閉症の子供」を記載。

    参照日: 2026-07-18

  2. 放送禁止用語 - Wikipedia

    参照日: 2026-07-18

  3. 自閉症 - Wikipedia

    概念・呼称の概説(教育目的の背景理解用)。

    参照日: 2026-07-18

  4. 差別用語 - Wikipedia

    参照日: 2026-07-18