百姓
ひゃくしょう
別名・異表記: お百姓さん
農業に従事する人を指す伝統的な語。歴史用語としては中立に使われる一方、見下しの文脈では問題視され、公共メディアでは「農民」「農業従事者」などへの言い換えが選ばれやすいです。
背景
「百姓」(ひゃくしょう)は、もともと広く生業に携わる人々、のちに農業を中心とする人々を指してきた語です。日本史では身分・職業カテゴリとしても重要で、歴史叙述では中立的に使われます。一方、現代の口語では農業従事者を見下すニュアンスで使われることがあり、公共メディアでは「農民」「農業従事者」「農家の方」などへの言い換えが選ばれやすいです。
いわゆる注意語一覧では「農民」や丁寧形の「お百姓さん」などが示される例があります。ただし丁寧形でも、相手が望まない呼び方であれば問題になり得ます。語そのものが常に禁止というより、誰が・どんなトーンで使うかが焦点です。
日本の放送における扱いは、法令による全国一律禁止ではなく、番組基準と視聴者配慮に基づく自主規制が通例です。
メディアでの扱いのポイント
- 歴史: 史料・時代説明では「百姓」が適切な場合がある
- 現代の人指し: 「農業従事者」「農家」などが無難
- 自称と他称: 当事者の言葉と、外部からのラベルを混同しない
学びの観点
「百姓」は、歴史用語と現代の職業蔑視が同じ語形に重なる例です。「どん百姓」「農夫」とあわせ、農業をめぐる呼称の層を理解する入口になります。
備考
一覧では言い換え例として「農民」「お百姓さん」等が示されます。当事者が自称する例と、外部からの蔑称的用法は文脈が異なります。
出典・参考
個人収集のいわゆる放送禁止用語一覧。公式局内リストではない。言い換え・注記例あり。
参照日: 2026-07-18
歴史的身分・用語としての概説。
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
関連用語
土方
どかた
土木・建設現場の労働者を指す俗語。見下しの語感が残りやすいため、公共メディアでは「建設労働者」「土木作業員」などへの言い換えが選ばれやすいです。
どん百姓
どんびゃくしょう
農業従事者を見下して指す侮蔑的な俗語。公共メディアでは使用を避け、「農民」「農業従事者」など中立的な表現が選ばれます。
漁夫
ぎょふ
漁業に従事する人を指す語。公共メディアでは「漁民」「漁業従事者」「漁師」などへの言い換えが選ばれやすいです。慣用句「漁夫の利」は別扱いとされる注記例があります。
農夫
のうふ
農業に従事する人を指す語。文語的・男性前提の印象が残る場合があり、公共メディアでは「農民」「農業従事者」などへの言い換えが選ばれやすいです。